社会人になってからは一度も歯医者さんに行ってなかったのですが、突然歯の調子が悪くなった時に20年ぶりくらいに歯医者さんに行きました。長年放置してきたこともあって、その時の処置は大変でした。困りごとをさっと解決してくださったことに感謝し、以降は定期的に検診も受けるようにしました。ところがコロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛が始まってからは、また足が遠のいてしまいました。歯医者さんからは定期的に来るように言われていたので気がかりではありましたが、迷惑をかけてはいけないので行くのを止めていました。3年ほど経過し、外出もしやすくなったタイミングでようやく検診をまた受けることにしたのですが、長いこと会っていなかったにも関わらず、以前とまったく同じ雰囲気でコミュニケーションをとっていることに気付きました。その歯医者さんにはそんなに足しげく通っていたわけではなかったので、またやりとりも振り出しに戻るかと思っていたので、私はとても驚きました。歯医者は他の医者よりも患者の顔をよく見ているからかもしれません。頻繁に会うわけではなく、でも相手を忘れることはない歯医者さんは、時々地元へ帰った時に気が向いた時に一緒に飲みに行くような、緩く付き合える旧友に似ていると思いました。